MSI初のオールインワン水冷ユニット「MAG Core Liquid 240R/360R」
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「MAG Core Liquid 360R」
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先に詳細レポートをお届けした
プロダクトキーノートにおいて、発表が省かれていたPCパーツ系だが、MSIブースには新製品
「MAG Core Liquid 240R/360R」が展示されていた。
この製品は同社初のオールインワン水冷ユニットで、240mmおよび360mmサイズのアルミニウム製ラジエターを備えた、計2モデルをラインナップ。水冷ヘッド、およびラジエターファンにはLEDが内蔵されており、LEDカラー・パターン同期機能「Mystic Light」にも対応する。
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アルミニウム製360mmラジエターを採用。冷却ファンの発光カラー・パターン制御は「Mystic Light」に対応し、より一体感のあるPCが構築できる
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360mmサイズラジエター(W394xD120xH32mm)搭載の
「MAG Core Liquid 360R」は、Intel LGA115x/1366/2011/2011-3/2066、AMD Socket AM4/FM2(+)/FM1/AM3(+)/AM2(+)/TR4に対応。冷却ファン回転数は500~2,500rpmで、騒音値は16.7~40.9dBAとされる。なお平均寿命は冷却ファンが約70,000時間、ポンプが約100,000時間で、耐久性の高さもアピールポイントになっている。
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別の展示PCに装着されていた「MAG Core Liquid 240R」
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一方で、240mmラジエター(W272xD120xH32mm)搭載の
「MAG Core Liquid 240R」は、基本スペックこそ「MAG Core Liquid 360R」とおおむね変わらないが、Socket TR4には非対応とされている。
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LED内蔵の水冷ヘッドは最大270°回転する機構を備え、配線がしやすい自由度の高さも特徴
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共通のユニークかつ最大の特徴は、
ポンプを水冷ヘッドではなくラジエター側に備えている点だろう。これにより、振動によるCPUやマザーボードへのダメージ、さらにノイズを抑える事ができるという。実際に展示品を確認すると、ヘッド側にはLEDコネクタのみが接続されているようだった。
気になる発売時期は2020年初頭で、価格は未定。ちなみに、ARGBコントローラ「MPG MAX iHUB」が付属する
「MAG Core Liquid 240RH/360RH」も併売されるとのこと。
もう一つの水冷ユニット「MAG Core Liquid 360A」も展示
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「MAG Core Liquid 360A」
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LED非搭載のヘッドは「MAG Core Liquid 240R/360R」よりもコンパクト
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ラジエターは360mmサイズを採用
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MSIから公式なリリースこそ出ていないものの、展示ブースで発見した"もうひとつの水冷ユニット”が
「MAG Core Liquid 360A」だ。こちらの詳細は完全に不明だが、水冷ヘッドがよりシンプルで、LEDを内蔵するのは冷却ファンのみとなっている。おそらく「MAG Core Liquid 240R/360R」よりも安価で販売されるモデルと思われるが、発売日や価格は不明。