この地に33年。テクノハウス東映が移転により現店舗が閉店
時代の移り変わりと共に取り扱いアイテムを変え、競争激しい秋葉原では老舗と位置付けられるテクノハウス東映が移転する事になった。
創業1946年の東映無線株式会社が運営するテクノハウス東映は、実に33年もの間、"角地のランドマーク”として営業を続けてきた。近年ではフラッシュ系アイテムに強いショップとして知られ、新製品の入荷の速さと、多数の特価品を求め、読者の多くも足を運んだ事だろう。移転を控え、4月4日(土)から5月24日(日)まで「移転セール」が開催される。
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立地の良さも手伝って、つい足を止めてしまうテクノハウス東映の現店舗。その昔は鳥が美味しい定食屋さんだったそうで「おかわり自由のご飯をお腹を壊すまで食べられた」という
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現在テナントとして入居している「末初ビル」からは転居という形で、改装閉店中の東京ラジオデパート内(東映無線ラジオデパート店/東京都千代田区外神田1-10-11)に統合。店舗名としてテクノハウス東映は残る事になる。面積こそ狭くなるものの、取り扱いアイテムは今まで同様に充実させたいという。ちなみに移転後の再開は5月25日(月)とされているが、昨今の状況を踏まえ後ろ倒しになる可能性がある。営業時間は10:00~19:00まで。
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東京ラジオデパート内の移転(統合)先。ちなみに東映ランド(東京都千代田区外神田3-2-9 大矢ビル1F)はこれまで通り営業を続ける
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なお移転理由について古株のスタッフに話を聞くと「テナント契約の問題」とのこと。また直接的な原因ではないものの「LAOX THE COMPUTER館の閉店後(2007年9月)、人の流れが変わってしまった」とも話す。古き良き秋葉原が、またひとつ無くなってしまう。