本体を分解してIPS液晶に換装、最低限のはんだ工作で完成
2000年にバンダイから発売された携帯型ゲーム機のワンダースワンカラーを改造、IPS液晶ディスプレイに換装するためのキット。ワンダースワンカラーが本来搭載している2.8インチ反射型FSTN液晶をIPS液晶に換装することで、画質や視認性が劇的に向上する。
ちなみにワンダースワンカラーの液晶ディスプレイは、コントラスト調整なしでは画面が暗く、タイトルによってはちらつき・残像が発生するといった、(STN液晶を採用する)ゲームギアと同様の難点を抱えていた。そのためIPS液晶化による恩恵が大きく、「こんなに発色良かったのか、と驚かされる」(ショップ)ほどの改善が期待できる。
キットはIPS液晶やその制御基板、フィルムケーブルなどの一式で構成。本体を分解する際に必要なT7レンチ棒も付属している。制御基板に電源を接続する際にはんだ工作が必要なものの、ショップによれば「難易度は低く、初心者でも問題ないレベル」とのこと。ただしマニュアルなどが付属していない点には注意。
また、キットはワンダースワンカラー専用のため、後継作のスワンクリスタル(TFT液晶搭載)には非対応。すべてのゲームタイトルが正常に表示される保証はなく、あくまで自己責任の改造となる。