そうした細かいこだわりを追求できるのも、オリジナルの商材を手がけている強みですね。ちなみにコロナ禍の影響を受けて、新たに開発したり仕入れたアイテムもあるのでしょうか。
それが実のところ、ほとんどないんです。消毒液用のディスペンサーあたりを仕入れて販売した程度でしょうか。オリジナル商材の方は、“お一人様”系の調理家電に代表されるように、以前から仕掛けてきた路線をそのまま継続している例が多いですね。
| より深くオリジナルのユニーク商材について聞く。「コロナだから」と開発したアイテムは意外にも少なかった |
そういえば先月に発売された
「花粉ブロッカー3」もコロナを意識したアイテムのように見えて、実は
7年前からやっているシロモノなんですよね。サンコーの考える便利アイテムが、ちょうど時代にマッチしたということなのでしょうか。
基本的にウチで企画しているオリジナル商材については、こういう物があれば便利だな、楽しいな、ここが改良されればもっと良くなるのに・・・といった、身近なニーズに応えるための
「面白くて役に立つ」アイテムがコンセプト。それが身の回りを充実させようという、昨今の巣ごもり需要と重なった部分はあるのかもしれません。
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| コロナ禍で問い合わせが増えているという「花粉ブロッカー」は今年で3代目(右は2014年に発売された初代モデル)。地道に改良を重ねつつ今に至る | |
そのコンセプトを実現するために、オリジナル商材を企画する上で大事にしていることがあれば教えてください。
まずはそのニーズをシンプルにかなえるために、
あえて機能を詰め込まないことですね。例えば先ほどご紹介した「超高速弁当箱炊飯器」は、予約機能だったり複数の炊飯モードのようなものは、一切ありません。電源スイッチ1個だけ、ご飯を炊くという機能だけに特化させています。
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| 目的の機能以外は、あえてバッサリ切り捨てるのがサンコー流 | |
その分操作もシンプルになりますし、コストを抑えるためにも大事なことですね。
その通りです。色んな機能が使えるのは便利ですが、すべてを使いこなすのは大変ですし、それがかえって面倒に感じる場合もありますよね。その点機能を絞って本来のコンセプトを突き詰めることで、誰にでも扱えて役に立つアイテムが出来上がるというわけです。それでお値段も安ければ、試してみようかという気になりますよね。
ちなみに今後は、どういったアイテムを展開していこうと考えているのでしょうか。
詳しくは企業秘密ですが(笑)、いまでも製品化前のプロジェクトが20個くらい進行しています。例えば以前話題になった
「自家製焼き鳥メーカー」、あれをもうちょっとお一人様向けのサイズにしたような、そんな物を作ろうかとも考えていますね。
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| サンコーが発売した翌年あたりから、類似品をよく見かけるようになった無煙タイプの格安な「焼き鳥メーカー」。商材を自社で企画することで、いち早くトレンドを開拓できる | |
あれは見ているだけでも楽しいですし、煙なしで本当に美味しい焼き鳥が出来上がるステキなアイテム。まさに「面白くて役に立つ」な一品ですね。
使っていてワクワクする、楽しくなるアイテムというのは、サンコーが大事にしているコンセプトです。あるいは使っていると「何それ!」と注目されるような、そしてもちろん役に立つ物であるということ。その時々で皆さんに欲しいと思ってもらえる、そんなアイテムを今後も作っていきます。