インターフェイスがmicroUSBからType-Cに変更された最新版
ドリームキャストのゲームデータを記録する往年のビジュアルメモリを活用、多機能デバイスに改造できる
「Visual Memory Console」に新モデルが登場。サークル「SMD工房」が手がける同人ハードウェアで、インターフェイスが従来のmicroUSBからType-Cに変更されたのが主な変更点だ。
製品は有機ELディスプレイとメイン基板、取り付け用部品一式などで構成。これらをビジュアルメモリ標準の基板やディスプレイと入れ替え、ファームウェアを書き換えることで、超コンパクトなレトロゲーム機やレトロPCとして動作させることができる。
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旧モデルでファミコンを動作させた際のデモ
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出荷段階では、動作確認用にMP3プレイヤーとして動作するファームウェアが書き込まれている。ユーザーが適宜ファームウェアを書き換えることで、任意のデバイスとして動作させることが可能だ。
なお、以前からファミコンやネオジオのファームウェアが公開されていたところ、ここしばらくでラインナップが拡充。PCエンジンやMSX、PC-88として動作可能なファームウェアも公開されている。
ちなみに製作の際はビジュアルメモリの筐体を加工する必要もあり、「ケースの削りが甘い場合など、加工次第で有機ELに不具合がでる可能性がある」(サークル)とのこと。内容物の中でも繊細な有機ELディスプレイは特に脆い部品のため、ショップでも「有機ELはサークル側で全数チェックを行ってから出荷しており、購入後の保証はない」としている。
なおショップによれば「今回はそれなりの数が入荷しているが、昨今の半導体不足の影響もあり次回入荷は未定」とのこと。購入も一人1点限りとなっている。