コンシューマ向け次世代メモリ
コンシューマ向け次世代メモリとなるDDR5では、動作電圧がこれまでの1.2Vから1.1Vに低下。一方、動作クロックは最低でも4,800MHzからとされ、DDR4の標準最大クロックである3,200MHzから50%も向上している。さらにメモリバンク数も16バンクから最大32バンクに、バースト長も2倍へと拡大し、大幅なパフォーマンスアップが期待できる。
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手持ちのDDR4メモリと比較すると、基板サイズやピン数は変わらないものの切り欠きの位置がずれており、物理的に刺さらないようになっている
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またノイズの影響を抑えるため、電源管理モジュールがマザーボードからメモリに移行したほか、システム負荷を効率的に管理するPMICを標準装備。ECC機能も内蔵され、システムの安定性を高める効果も期待できるという。
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これまでマザーボード側にあった電源管理モジュールがメモリに移動
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今回編集部に届けられたのは、Teamブランド初のDDR5メモリとなる
「ELITE DDR5」シリーズの
「TED532G4800C40DC01」。メモリクロックは4,800MHz、レイテンシはCL40-40-40-77、容量は16GBx2、動作電圧は1.1V。なお対応システムには、今秋の登場が噂されているIntelの次世代CPU Alder LakeとIntel 600シリーズチップセットが挙げられている。
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動作クロック4,800MHzのデュアルチャネルキット「TED532G4800C40DC01」。容量は16GBx2
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メモリICは表面x8の片面実装。ちなみに採用ICはMicronチップだが、メーカー担当者によるとリビジョンによって変わる可能性があるとのこと
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TEAMジャパンによると、国内発売時期は現時点未定ながら、
パソコンSHOPアークでは近日中に製品を展示予定。販売価格については現時点未定ながら
「税込で50,000円前後になるのではないか」(店員談)とのこと。
お詫びと訂正:初出時型番に一部誤りがありました。謹んで訂正させて頂きます。(2021/7/2 19:00)