後継不在、いまが潮時。現在のラジオデパートビルとほぼ同じ歴史
東京ラジオデパートでも古株のショップとして知られている、地下1階の中古ショップ
「秋葉原エレクトリックパーツ」の閉店が決まった。今月末の7月31日(土)をもって営業を終了する。
中古PCやMac関連、各種周辺機器、ジャンク品などを扱っているショップ。アキバ歴の長いベテランの中には、以前から巡回ルートにしていたという人もいるだろう。東京ラジオデパートは1973年に現在のビルが完成している(それ以前は木造2階建てだった)が、店主いわく「ビルが完成して2年後くらいにオープンした」というから、50年近くに渡り営業を続けてきたことになる。
今でこそ古めかしさを感じる東京ラジオデパートのビルだが、その建物がまだ真新しかった頃を知るショップというわけだ。長く営業してきたお店だけに、近隣ショップでも「告知を見てビックリ、開店直後に本当か聞きに行った」と驚く声が多く聞かれた。
公式Twitterでの告知では「諸事情」とされていたところ、店主によれば「後継者のなり手もいないし、いまが潮時かなと判断した」という理由がある模様。ただし完全閉店ではなく、今後はホームページをリニューアルした上で通販メインのショップに移行する予定だ。「誰か通販ページの作り方教えて(笑)」とは店主の談。
なお、特に閉店セールのような催しはなく、7月31日まで段階的に店舗の規模を縮小し、静かに店を閉じる予定。閉店した8月以降の問い合わせは、メールで受け付けるとのこと。