書き換え時に使用するMSX仕様カードエッジも搭載
「似非SGROM」は、セガのレトロゲーム機であるセガ・マークIIIに対応したFlashROMカートリッジ。内蔵CPLDでMegaROMコントローラ「315-5235」の機能を再現した製品で、標準的なSGマッパーのMegaROMソフトをセガ・マークIIIで起動できる。
セガ・マークIII向けの互換カードエッジの反対側には、MSX仕様のカードエッジを実装。FlashROMをMSX-DOSアプリケーションで書き換えることができる。MSXではASCII MegaROMコントローラ一に準拠した16k bank/512kBの“似非ROM互換機”として動作するため、MSX用のMegaROMファイルを書き込みMSXで起動することも可能だ。
また、32kBのバッテリーバックアップSRAMを搭載。ゲーム中のデータセーブ・ロードにも対応している。
対応機種はセガ・マークIII(セガ・マスターシステムは条件付き対応)およびMSX/MSX2/MSX2+/MSXturboR。カートリッジ側が使用中の機体を識別し、自動的に動作モードを切り替える仕様になっている。
なお、カートリッジ形状はセガ・マークIIIに最適化されているため、(スロットの深さが異なる)セガ・マスターシステムで使用する際は、カートリッジケースから基板を取り出す必要がある。