Raspberry Piが処理を担当。ケースを選びたい人向けのバリエーション
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試作基板を用いた動作デモの様子
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ファミコンで「DOOM」を動作させることができる
「FCカセットにラズパイ載せてDOOMがヌルヌル動いちゃう基板」のバリエーションモデル。従来モデルには、チップを実装した基板と処理を行うRaspberry Piを内蔵できるデカカセット準拠の赤シェルケースが付属していたものの、今回のモデルには付属していない。別途販売されている別カラーのカセットケースを使用する人が多かったことから、あえて“ケースなし”で販売されることになったとのこと。
キット自体は、製品名通りファミコンで「DOOM」を滑らかに動かすことができるというもの。もちろんファミコン単体では無理な芸当だが、Raspberry Piに処理を担当させてファミコンのPPUを介して出力することで、オリジナルと遜色ない滑らかな描画を実現している。
また、キットを完成させるには「Raspberry Pi 3 Model A+」やSODIAL開発ボード「FX2LP CY7C68013A」、microSDカード(8GB以上)、miniUSBケーブルが別途必要。基板などすべてをカセットケースに内蔵する場合は難易度がやや高めで、使用しないRaspberry Piの端子を取り除くなど、加工の手間が発生する点も覚えておこう。
なお、基本的にファミコン実機での動作を前提としており、「FC互換機ではほぼ動作しない」(サークル)とのこと。