特有の“ピーガー音”はスイッチでON/OFFが可能
Raspberry Piを用いてレトロPCのデータレコーダをエミュレートできる
「Raspberry Pi用ピーガーMODEM」の取り扱いが
家電のケンちゃんで始まっている。技術系サークル「Project C」による同人ハードウェアで、価格は税込13,200円。なお、今回入荷したのは特別価格の初回版(テスト版)だ。
カセットテープを記録メディアとして使用する、カンサスシティスタンダード形式のデータレコーダをRaspberry Piでエミュレートできる工作キット。MSXやPC-6001などのレトロPCにおける再生および記録に対応。データ再生時は特有のモニター音である“ピーガー音”が鳴る仕様で、基板上のスイッチでOFFにすることもできる。
対応機種はMSX(BASIC/バイナリ/ASCII)、PC-6001シリーズ(BASIC/バイナリ)、PC-8001/8801シリーズ(BASIC/N-BASICマシン語モニタ)など。再生可能なファイル形式は
PC-6001エミュレータ(P6/P6T)、fMSX(CAS)、T88、生イメージで、記録ファイル形式はfMSXと生イメージ。
キットの内容物は、MODEMボードとピンソケット、スペーサー、ネジ、ACアダプタ(5V/2A)などで構成。基板にはあらかじめディスプレイや入出力端子などが実装されており、ピンソケットをはんだ工作で取り付ける必要がある。
なおキット以外に必要なものは、Raspberry Pi本体(3A+または3B+)、microSDカード(8GB以上)、USBメモリ、P6/MSX本体およびCMT接続ケーブルなど。