奥行きわずか100mmで過去最大の1300W実現
多数の電源ユニットが並んでいたCooler Master Technology(本社:台湾)ブースにおける、“小さな注目モデル”がATX 3.0に準拠するSFXフォームファクタの大容量電源
「V SFX PLATINUM」シリーズだ。
80PLUS PLATINUM認証を取得した電源ユニットで、フォームファクタはミニPCなどコンパクトマシン向けのSFX。容量バリエーションは1300Wモデル
「V 1300 SFX PLATINUM」と1100Wモデル
「V 1100 SFX PLATINUM」をラインナップする。
注目すべきは、1000W級のスモール電源は奥行きの長いSFX-Lフォームファクタ(130mm程度)が主流なところ、奥行きわずか100mmのSFXフォームファクタで最大1300Wを実現した点だ。“正真正銘”のSFX電源としては、過去最大の容量になる。
また、ピーク時に定格比2倍の電力を供給できるATX 3.0に準拠し、ケーブル1本で最大600Wを給電可能な12VHPWRコネクタも標準装備。日本メーカー製コンデンサを100%搭載するほか、フルブリッジLLC回路+DC-DCコンバータを組み合わせた堅実な回路設計を採用している。+12Vはシングルレーン仕様で、最大108.3Aを出力可能。
なお、冷却機構は92mm径のFDBファンを内蔵している。
そのほか、同じくSFXフォームファクタに対応するATX 3.0準拠の80PLUS GOLD認証モデル
「SFX GOLD ATX 3.0」シリーズも投入予定。いずれも年内に国内市場で発売予定ながら、価格はまだ決まっていない。