フロントパネルにモバイル液晶を一体化
多くの製品を展示していたZALMAN(本社:韓国)ブースで、一際目を引いていたのがフロントパネルに液晶ディスプレイを搭載したミドルタワーPCケース
「Z10 DS」だ。
これまでも液晶ディスプレイを備えたPCケースは定期的にリリースされているが、そのサイズは10型以下の小型液晶を採用しているものがほとんど。しかし、「Z10 DS」ではIPS方式の15.6型モバイル液晶ディスプレイをフロントにそのまま縦に配置する、やや荒業とも言える手法でディスプレイを一体化させている。
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フロントパネルに15.6型モバイル液晶を一体化。評価サンプルということで、インターフェイスは公称のHDMIに加えて、D-Subが実装されていたが、製品版では削除される可能性がある
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ただし、その分表示は高精細で美しく、視野角も良好。またPCとの接続にはHDMI端子を使用するため、ありがちなユーティリティのインストールも必要なく、汎用性に優れているのも大きなメリットと言えるだろう。
その外観のインパクトは強烈で、ZALMANブースの前を通る人の多くが足を止めていた。そして、一緒にブースに行った国内代理店のT氏も一目惚れ。グローバルでリリースされれば、必ず国内で販売すると熱く語っていた。
なおベースとなるのは2022年10月に発売が開始された
「Z10」シリーズで、液晶ディスプレイのスペックは解像度が1,920×1,080ドット、リフレッシュレート60Hz、輝度250nit、コントラスト比1,000:1、入力インターフェイスはHDMIで、本体カラーはブラックのみ。なおグローバル市場向けの発売日や価格は現時点で未定。