プッシュプル方式の新型マイクロプラナードライバー「Ortho」を採用
新開発のプッシュプル型マイクロプラナードライバーを搭載する有線イヤホン
「Typ821」が発売。日本の新興イヤホンメーカーMADOOによる製品で、e☆イヤホン秋葉原店本館にて店頭価格税込220,000円で販売されている。
完全新開発のプッシュプル型マイクロプラナードライバー「Ortho」を採用する有線イヤホン。マルチドライバー構成だったこれまでの製品とは異なり、ドライバー構成はOrthoの1基のみ。シングルドライバーでの音質チューニングを極限まで突き詰めることで、今後の製品のベンチマークにする目的があるとされる。
極薄・軽量の振動板を5個ずつの磁石が前後で挟み込む方式(プッシュプル型)のOrthoは、本来はイヤホンサイズに収めるのが困難なドライバー。バランスの良い駆動とレスポンスに優れたサウンドが特徴で、特に中高域に重きを置いたチューニングが施されている。
ショップによれば「中高域の明瞭感は抜群。特に高域の表現力が素晴らしく、金属的な響きや抜け感も丁寧でエネルギッシュに再生してくれる」とのこと。
MADOOお馴染みのMIAAアーキテクチャでデザインされ、300人の耳型から最適化されたというアジア人向けのハウジングを採用。潜水艦や時計の窓をイメージしたというサファイアクリスタルのフェイスを備える。また、ケーブルはHi-FiイヤホンブランドのAcoustuneによるカスタムケーブル(3.5mm 3極と4.4mm 5極の2本)が付属している。
主な仕様は、再生周波数帯域20Hz~40kHZ、音圧感度非公開、最大入力5mW(0.4V)、インピーダンス15Ωなど。イヤホン重量は約45g。