専用拡張ユニット用のコネクタを利用。本体の電源もUSB給電が可能に
カシオ「MX-10」などのカートリッジスロットを拡張できる拡張基板
「Ex.SLOT for CASIO MX-10」が
家電のケンちゃんにて取り扱い開始。技術系サークルの「にがHP」による同人ハードウェアで、税込11,880円で販売されている。
カシオの「MX-10」または「MX-101」に対応する、カートリッジスロット拡張基板。本体背面に用意されたオプションの拡張ユニット「KB-10」専用のコネクタを利用し、「MX-10」のSLOT#2を引き出して4スロットに拡張するというもの。
電源についても、この基板を介して「MX-10」本体をUSB給電で動作させることが可能。また、±12VのDC-DCコンバータを内蔵していることから、FM-PACなど±12V電源を必要とするカートリッジも使用できるという。モノラルオーディオミキサも搭載され、各種音源カートリッジの音量バランスをVRで個別に調整できる。
なおこの基板によりSLOT#2(SLOT#2-0~3)は拡張されているため、別の拡張スロットや内部でスロットを拡張しているカートリッジ(SoundCoreSLOT EX/EXGなど)などスロット拡張デバイスについては、本体側のSLOT#1で使用する必要がある。
また、電源がこの基板を介したUSB給電に変更されることから、電源スイッチが機能しなくなる、本体側の電源コネクタにACアダプタを接続すると故障の原因になる点に注意。電源には5V/2A程度のUSB AC充電器が推奨されており、「USB PD対応の電源は使用しないでほしい」(サークル)としている。