国内市場には7月にも登場の予定
Shenzhen Fluence Technology(本社:中国)が展開するPC COOLERを改め、国内市場でもジワジワ存在感を増しつつある「CPS」ブランド。国内代理店の株式会社サイズ(本社:千葉県松戸市)は、7月にも国内市場に投入を目論むハイエンド志向のCPUクーラー
「RZ820」を公開。エルミタお馴染みの仕掛け人S氏の鼻息も荒く、その高い冷却性能は大いに期待ができそうだ。

昨年11月に詳細検証をお届けした「RZ620」の上位に位置する「RZ820」は、当時新デザインとしてお伝えした「TRIFORCE」を継承。2つのヒートシンクを合計8本のヒートパイプで相対させた"ツインタワー型”は、高冷却サイドフロー型CPUクーラーの定番といえよう。

外観上での特徴として目を引くのは、TRIFORCEデザインを感じさせるトップカバー。ツインタワー型であることを隠すかのうような「メタリックトップカバー」は、マグネットにより固定され、簡単に着脱が可能。これを必要としている理由は、中央にマウントされる特殊形状ファンの着脱機構で、ヒートシンクを固定する際の組み込み易さを考慮しているのだろう。

ちなみに冷却ファンは、外気を取り込む前面が30mm厚の140mmファンで、回転数400~1,500rpm±10%、風量は最大122.16m³/h。中央の特殊形状ファンは150x120mmで、それぞれ500~1,200rpm±10%、147.3m³/hとされる。

またヒートパイプはφ8mmが4本、φ6mmが4本で構成。これらを盛り込んだ「RZ820」のTOPは289Wになるという。冒頭でも触れたように、このまま順調にいけば7月頃には国内市場での販売がスタートできる見込み。Intelの次世代ソケットであるLGA18xxへの対応も明記されているという。
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左側面からの見映えを意識したメタリックトップカバー。いにしえのBTX Type Iクーラーに見えてしまうのは筆者が寝不足だから
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