背面コネクタマザーへの対応、チューブ隠しのギミックなどを装備
COMPUTEX TAIPEI 2024のLian Liブースでは、注目の新型PCケースがズラリ並べられていた。3面ピラーレスモデル
「O11 Vision Compact」 をはじめ、ケース関連の展示をまとめてチェックしていこう。
「O11 Vision Compact」は、昨年のCOMPUTEXで発表(12月発売)された「O11 Vision」のコンパクトモデルにあたる3面ピラーレスデザインケースで、外形寸法は幅286.5mm、奥行き445.4mm、高さ446mm。
「O11 Vision」(幅304mm、奥行き480mm、高さ464.5mm)からやや小型化し、「O11 Dynamic」とほぼ同じサイズになった。2024年第3四半期に発売予定で、価格は約120ドル。
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また、新たに背面コネクタ仕様のマザーボードに対応。換装用のメッシュ仕様トップパネルが付属し、3面ピラーレスの“Vision Mode”と360mmラジエーターのトップマウントも可能な“Mesh Mode”の2モードから選択できる。
水冷ラジエーターはトップ(Mesh Mode)とサイド、ボトムに最大360mmサイズをマウント可能。サイドの搭載部分は、ラジエーターを表裏逆に取り付けてウォーターブロックを大型グロメット越しに裏面から取り回すことで、チューブの露出を抑えることができる。
「LANCOOL 207」 は、MicroATXサイズを謳うATX対応のミドルタワーPCケース。最大360mmラジエーターのトップマウント、最大410mmのグラフィックスカードをサポートする。電源ユニットはフロントボトム搭載で、コネクタを裏配線スペースに向けるシフト配置が可能。想定売価は約80ドルで、日本では10~11月頃の発売になるのでは、とのこと。
「LANCOOL 217」 は、木製フレームで縁取りをしたミドルタワーPCケース。フォームファクタは最大でE-ATX、背面コネクタマザーボードもサポートする。最大360mmラジエーターや最大380mmグラフィックスカードを搭載可能で、フロントファンを逆回転させてホコリを飛ばす“Cleaning mode button”も備えている。想定売価は約120ドル、日本では年末年始頃の発売を見込んでいるとのこと。
Lian Liの姉妹ブランドであるSSUPDの新型ケース
「XHUTTLE」 も展示されていた。コンパクトなATX対応の倒立レイアウトケースで、背面コネクタマザーボードもサポート。90°反転して設置できる2-Wayスタイルを特徴とする。小さいながらに最大10基のファンや2ヶ所に360mmラジエーターがマウント可能など、搭載能力も優れている。
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【お詫びと訂正】初出時、「LANCOOL 207」が背面コネクタマザーボード対応と記載しておりましたが、正しくは非対応でした。謹んで訂正させて頂きます。(2024年6月11日15:35)