メインメモリを16MBに拡張、従来モデルからアクセス速度が2.5倍に向上
MSX2以降の機種で使用できるメモリカートリッジ
「MSX2/2+/turboR用 16MBメモリーカートリッジ」が家電のケンちゃんに入荷している。クラシックPC研究会による同人ハードウェアで、価格は税込14,080円。
MSX2/2+/turboRに対応するメモリカートリッジの新バージョン。MSX本体スロットに接続することで、本体に手を加えずメインメモリを16MBに拡張できる。MSX2以降のスロットは最大領域が4MBのところ、(カートリッジ内部で)拡張スロットユニットを利用して4スロットに拡張した状態を再現することで、4MB×4の16MBを実現している。
従来の同等製品に比べ、新モデルではアクセス速度が2.5倍に向上したほか、ソニー製MSXのスピードコントローラ(スピコン)やポーズに対応。カートリッジ内のDRAMがリフレッシュできずハングアップしてしまうという、従来モデルにおける現象が解消されている。
クリエイターによると「禁断のスピードコントローラが惜しげもなく使えるので、テトリスやコラムスなどの落ちゲーや、つるりんくんなどの餅ゲーを、速度を十分に落とし、じっくり焦ることなく堂々と攻略することができます」とのこと。
そのほか、カートリッジ内のSDRAMが初期化完了(約0.7秒)するまでMSXを待機させる「起動時WAIT ON/OFF機能」、データリードの際にカートリッジからデータが出力されるまでMSXを待機させる「リード時WAIT ON/OFF機能」が追加。背面のDIPスイッチを使用してON/OFFを設定できる。
また、フロントには電源LEDに加えて1スロット(最大4MB領域)ずつ合計4つのアクセスLEDを実装。リアルタイムでアクセス状況を確認できる。