2025年上半期リリースの最新ゲーミングノートPC
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社(本社:東京都千代田区)は2025年4月22日、秋葉原にてGeForce RTX 5070/RTX 5060 Laptop GPU搭載ゲーミングノートPCの新製品を発表した。超高級モデル含め多数のラインナップが持ち込まれていた、会場の模様をお届けしよう。
発表会の冒頭で紹介されたのは、「AIを駆使せよ」と銘打ってリリースされたMSIゲーミングノートPCの2025年上半期ラインナップ。Core Ultraプロセッサシリーズ2やRyzen AIシリーズなどのAIプロセッサを搭載、GPUにはGeForce RTX 50シリーズを採用する最新モデルだ。
エクストリーム向けの最上位
「Titan」シリーズを筆頭に、エンスージアスト向け
「Raider」シリーズや
「Stealth」シリーズ、
「Vector」シリーズなどの高性能モデルについては、すでに予約販売が開始。100万円を超えるプレミアム価格で話題になった「Titan 18 HX Dragon Edition Norse Myth A2XW」は予約段階であっという間に完売したほか、他のシリーズ製品も二次予約以降の受け付けが開始されているなど、担当者も驚くほど好調に売れているという。
今回は、よりカジュアルゲーマー向けの製品として、新たに薄型・軽量モデルの
「Cyborg」シリーズと
「Thin」シリーズ、パフォーマンスモデルの
「Crosshair」シリーズと
「Katana」シリーズの新製品がアナウンス。夏頃を目処に販売が開始されるようだ。
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MSIゲーミングノートの戦略やラインナップ紹介を行ったのは、エムエスアイコンピュータージャパンにてノートPCの営業担当責任者を務める黄勇氏
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NPU搭載の最新Ryzenプロセッサについて解説した日本AMDの関路子氏
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AI性能やワットパフォーマンスなど、Core Ultraプロセッサシリーズ2の強みを解説したIntelの矢内洋祐氏
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GeForce RTX 50シリーズについての解説を行ったエヌビディア合同会社の澤井理紀氏
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新筐体を採用した17型モデルをラインナップする「Cyborg」シリーズ
薄型・軽量ゲーミングノートの
「Cyborg」シリーズは、従来の14型と15型に加えて、新たに17型モデルをラインナップ。17型モデルはスケルトンの新型筐体を採用している。
ちなみに今回新たに公開されたカジュアルゲーマー向け製品については、まだ仕様が正式に固まっていないらしく、詳細な仕様の発表はなかった。ただし担当者によれば、「Cyborg」シリーズはCPUにCore Ultra 200H、GPUにGeForce RTX 5060を採用、ディスプレイはリフレッシュレート144HzのフルHD液晶を搭載するとのこと。
製品リリースのタイミングもずれ込んでいるようで、早ければ8月頃に販売が開始される見込み(遅れる可能性もあり)という。
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14型の「Cyborg 14」シリーズと15型モデル「Cyborg 15」シリーズ
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なお、同じくカジュアルゲーマー向け薄型・軽量モデルに位置付けられる
「Thin」シリーズについては、CPUはCore Ultraプロセッサを搭載するものの、GeForce RTX 50搭載モデルは現時点でラインナップされない見込みとのこと。会場にもサンプルは持ち込まれていなかった。
165Hzディスプレイを搭載する定番パフォーマンスモデル「Katana」シリーズ
カジュアルゲーマー向けのパフォーマンスモデルの中で、会場で展示されていたのは
「Katana」シリーズ。CPUは第14世代Coreプロセッサだが、GPUはGeForce RTX 5070またはGeForce RTX 5060を搭載。ディスプレイはリフレッシュレート165HzのフルHD液晶が採用されるという。
後述する「Crosshair」シリーズと合わせて、「Cyborg」シリーズより早い時期に発売される見込みだ。
より高性能な
「Crosshair」シリーズの方は会場にサンプルが持ち込まれなかったものの、CPUはCore Ultra HX、GPUはGeForce RTX 5070またはGeForce RTX 5060が搭載される予定。また「Katana」シリーズはGPUの消費電力が110Wのところ、「Crosshair」シリーズは140Wに設定されているとのこと。
ディスプレイはリフレッシュレート240Hzに対応するWQXGA(2,560×1,600)液晶を採用、Thunderbolt 4を搭載するなどインターフェイス周りも強化されているという。