Noctuaコラボモデルや「DOOM:The Dark Ages」コラボモデルも展示
ASUS(本社:台湾)はプレス向けイベントにおいて、グラフィックスカード関連の注目製品として、Thunderbolt 5接続に対応した外付けGPU(eGPU)や、BTF仕様に対応したGeForce RTX 50シリーズを展示した。
ノートPCやNUCのような小型デスクトップPCでもグラフィックスカードを外付けで増設できるeGPU(外付けGPU)だが、現在主流のThunderbolt 3および4では帯域幅が40Gbpsにとどまり、より高速なOCulinkでも64Gbpsと限界がある。このため、帯域不足によってGPU本来の性能を十分に発揮できないという課題があった。ASUSはこの問題を解決すべく、より広帯域なThunderbolt 5に対応したeGPU
「ROG XG Station 3」を開発した。
Thunderbolt 5では帯域幅が80Gbpsに拡張され、PCI Express 4.0(x16)接続時に比べてレンダリングやAI関連の処理では90%以上、ゲームでも80%以上のパフォーマンスを発揮できるという。さらに本体には3基のUSB Type-Cポートを備え、ノートPCのインターフェイス不足も解消できる。
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BTFシリーズのグラフィックスカードを搭載する場合は「GC-HPWR」コネクタから、通常のグラフィックスカードを搭載する場合は、本体の裏面から補助電源ケーブルを引き出して接続する
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ちなみに電源ユニットにはASUS「Loki」シリーズを採用。製品版での電源容量は現在調整中ながら最新のハイエンドグラフィックスカードも搭載可能になるとのこと。さらに「GC-HPWR」コネクタも用意されているため、BTF対応グラフィックスカードなら、補助電源ケーブルの露出も抑える事ができる。
またNVIDIA GeForce RTX 50シリーズのBTF対応モデルとして
「ROG Astral GeForce RTX 5090 32GB GDDR7 BTF Edition」と
「TUF Gaming GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7 BTF White Edition」が展示されていた。
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ROG Astral GeForce RTX 5090 32GB GDDR7 BTF Edition
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これまでBTFに対応するグラフィックスカードは、電源供給に専用コネクタ「GC-HPWR Gold Finger」を採用しているため、一般的なマザーボードでは使用できなかった。
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TUF Gaming GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7 BTF White Edition
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一方、今回発表された2モデルは、いずれもBTF向けのコネクタに着脱式の「GC-HPWR」を採用している。さらに12V-2x6コネクタ経由での電源供給にも対応するため、通常のマザーボードでも利用できるようになり、汎用性が大きく改善した。
その他、ASUSではおなじみのNoctuaとのコラボレーションモデルや、「DOOM:The Dark Ages」とのコラボレーションモデルも展示されていたので画像で紹介しておこう。
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ASUS GeFore RTX 5080 Noctua Edition
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ROG Astral GeForce RTX 5080 Doom Edition
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