容量は最大224TBまで拡張可能
ストレージインターフェイスやベイアダプタを得意としているUTran Technology,Inc.(本社:台湾)ブースでは、PCI Express 5.0(x4)接続のNVMe M.2 SSDを最大28枚搭載できる驚きの拡張カード
「HM-5282A」が展示されていた。
コントローラチップはBroadcom「AtlasII PEX89144」で、メイン基板に加えてMCIOカードを使いPCI Express 5.0(x16)を2スロット占有することで、1,024GT/sの広大な帯域幅を使用可能。これにより最大110GB/sを超える転送速度を発揮することができるという。
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表、裏それぞれに14枚のSSDのアクセス状況などを把握できるLEDインジケータを搭載
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残念ながら内部構造を確認することはできなかったが、スロット部分は2層構造で、各基板に14枚、合計28枚のM.2 SSDを実装可能。また先端の吸気ファンとブラケット側の排気用ブロワーファンの2つのファンを組み合わせることで、サーマルスロットリングによる速度低下を抑えている。
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会場ではIOMetorを使った実動デモを実施。転送速度はほぼ公称値通りとなる約107GB/sだった
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消費電力は400W、最大容量は224TB(8TB×28)で、補助電源コネクタはEPS 8pin×1。なおグローバル市場向けには2025年6月~7月にかけて発売される予定で、価格は3,000ドル前後になる見込み。