RDNA 4アーキテクチャを採用するミドルレンジGPU
ゲーマーの80%以上が使用しているという、フルHD~WQHD解像度をターゲットにしたAMDの最新ミドルレンジGPU
「Radeon RX 9060 XT」を搭載したグラフィックスカードの販売が、本日2025年6月6日11時より開始された。
今年3月に登場したRadeon RX 9070シリーズの下位モデルで、コアアーキテクチャには第3世代レイアクセラレータや第2世代AIアクセラレータを搭載するRDNA 4を採用。ビデオメモリはGDDR6で、容量は16GBと8GBの2モデルがラインナップする。
主なスペックはコンピュートユニット数32基、ストリームプロセッサ数2,048基、ゲームクロック2.53GHz、ブーストクロック3.13GHz、メモリバス幅128bit、メモリスピード20Gbpsで、Radeon RX 9070 XTと比べるとGPUの規模はほぼ半分に縮小されている。
一方で、ゲームクロックやブーストクロックはかなり高めに設定されており、ミドルレンジクラスの製品としては良好なパフォーマンスを発揮する。なおRadeon RX 9060 XTのパフォーマンスについては以下のレビューに詳しい。
取材時点で入荷を確認したのは、ASRock、ASUS、GIGABYTE、PowerColor、SAPPHIRE、玄人志向。販売ショップは
パソコンSHOPアーク、
オリオスペック、
ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館、
ツクモパソコン本店、
TSUKUMO eX.、
ドスパラ秋葉原本店、
パソコン工房 秋葉原パーツ館。価格は16GBモデルが税込61,800円~税込72,800円、8GBモデルが税込52,980円~税込61,980円で、いずれもライバルとなるGeForce RTX 5060 Tiより、安価に設定されている。
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ASRockからは、「Steel Legend」シリーズと「Challenger」シリーズから8GBと16GBモデルがそれぞれラインナップ
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ASUSからは、「TUF Gaming」シリーズと「Prime」シリーズから16GBモデルが、「Prime」シリーズと「Dual」シリーズから8GBモデルが登場
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GIGABYTEからは16GBと8GBがそれぞれ1モデルずつラインナップ
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PowerColorは、トリプルファンクーラーの「Hellhound」とデュアルファンクーラーの「Reaper」から計4モデル発売
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SAPPHIREの第1弾は2モデル。また月内に追加で2モデルが登場する予定
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玄人志向からはデュアルファンクーラーを搭載したコンパクトな製品が2モデル発売
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ミドルレンジクラスの製品ということで、事前の問い合わせなどはないということだが、店員からは「今後ミドルレンジの主力になる製品」と期待する声が聞かれた。