独自OCTAオーディオ回路を採用した60万円超の最上位DAP
Astell&Kernの新しいフラッグシップDAP
「A&ultima SP4000」が発売。e☆イヤホン秋葉原店本館にて、店頭価格税込623,700円で販売されている。
2022年10月に発売された「A&ultima SP3000」の後継にあたる、デジタルオーディオプレーヤーの新フラッグシップモデル。AK4191EQとAK4499EX DACを1対1構成で4基ずつ搭載する独自のOCTAオーディオ回路構造を採用、信号処理能力が大幅に強化されている。
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また、従来の2倍のオペアンプを水平に並列配置することで、電流を大幅に増加させるHigh Driving Modeを搭載。出力を上げると供給電流が増加してTHDに影響し、逆にノイズを減らすと出力が不足するという長年の課題を解消、より深く奥行きのあるパワフルなサウンドを可能にしたという。
そのほか、デジタル信号からアナログ信号に変換する際に発生する群遅延を最小化する独自のESAテクノロジー、バッテリ電圧を安定化して最高レベルの超低ノイズ化を可能にするLDOレギュレーターを搭載。複雑な回路を精密に設計するAny Layer HDI PCBテクノロジーにより、信号ロスも最小化しているという。
またAstell&Kernとして初めて、アプリを自由にインストール可能なフルAndroid OSが採用されている。
768KHz/32bitおよびDSD512ネイティブ再生に対応し、スピーカーに近い音像を実現するクロスフィード機能を搭載。6種類のDACフィルター変更やリプレイゲイン機能、USB DAC機能、Bluetoothレシーバー機能、Quick Charge 3.0急速充電機能も備えている。画面は6インチ2K(2,160×1,080)タッチスクリーンを搭載、メモリは256GBを内蔵し外部メモリは最大2TBのmicroSDカードを使用できる。
そのほか、出力は3.5mm 3極アンバランスと4.4mm 5極バランス、入力はUSB Type-Cを搭載。約5時間の充電で約10時間の再生が可能とされる。ハウジング素材にはStainless Steel 904Lが採用され、外形寸法は幅85mm、奥行き19.5mm、奥行き149.8mm、重量615g。