「TaichiAqua」シリーズ
ラインナップ最上位に位置付けられるホワイトカラーの「TaichiAqua 360 LCD」。最大の特徴は、ウォーターブロックのトップカバーを交換できる点にある。
トップカバーは、マグネット式の3.4インチフルカラーLCDディスプレイ、または冷却液の流れを確認できる透明ウォーターチャネルトップカバーを選択可能。特に後者の透明カバーは、本格水冷でよく見られるウォーターブロックを思わせるデザインで、来場者の反応も好評だった。
その他、480mmサイズラジエーターよりも約7%の表面積を確保できるという、38mm厚の360mmサイズラジエーターを採用。冷却液の循環と熱効率を最大化するデュアルポンプ仕様のほか、チューブの間にはフローインジケータを備える。
さらに、G1/4形状のフィッティングを備える点も見逃せない。実際に使用した場合はメーカー保証の対象外となる点には注意が必要だが、対応TDP500Wオーバーという高い冷却性能を活かし、「グラフィックスカードを組み合わせたデュアル水冷化も可能」(原口氏)としている。
「Phantom Gaming」シリーズ
ブラックカラーの「Phantom Gaming 360 LCD」は、ウォーターブロックに3.4インチフルカラーLCDディスプレイを搭載。内部にはストライプリングファンブレード採用の40mmファンを内蔵し、CPUに加えてVRMやMSSD、メモリまで冷却できる点が特徴だ。
360mmサイズラジエーターは厚めの32mmとすることで、420mmサイズラジエータークラスの冷却性能を発揮。自社テストでは、「他社のハイエンドモデルと比べてもトップクラスの性能を誇る」(原口氏)としていた。
「Steel Legend」シリーズ
「Steel Legend」シリーズは、「Steel Legend 360 LCD」とRGB非発光のブラックモデル「Steel Legend Dark 360 LCD」の2モデルをラインナップ。耐久性を重視するシリーズらしく、「TaichiAqua」や「WS」シリーズで採用されている、産業グレードのデュアルボールベアリングとIP54準拠の防塵・防滴保護を備えた航空宇宙グレードLCPラジエーターファンを搭載する。
また、ウォーターブロックには3.4インチフルカラーLCDディスプレイを搭載し、ストライプリングファンブレード採用の40mmファンを内蔵。CPUのほか、VRMやMSSD、メモリまで冷却できる。
「Challenger」シリーズ
「Challenger」シリーズは、ラジエーターサイズが240mmと360mmの2種類を用意し、カラーはブラックとホワイト、さらにRGB非発光モデルもラインナップする。ウォーターブロックには、CPU温度や動作周波数、ポンプスピードを視認できる3インチのスマートデジタルディスプレイを搭載する。
さらに、ケーブルを隠せる配線設計のプリインストールファンや、クイックリリース式マウンティングブラケット、多機能チューブクリップを組み合わせることで組み立てを簡素化。初心者ユーザーでも扱いやすい設計が特徴だ。
「Pro」シリーズ
コストパフォーマンスを追求した「Pro」シリーズは、ラジエーターサイズが240mmと360mmの2種類を用意し、カラーはブラックとホワイトをラインナップする。シンプルなARGBウォーターブロックを搭載するほか、冷却ファンはあらかじめラジエーターに取り付け済みだ。注文数(MOQ)にもよるが、ウォーターブロックのデザイン変更にも対応可能という。
「WS」シリーズ
「WS」シリーズは、AMD Ryzen Threadripper向けの「WS sTR5 360」と、Intel Xeon W向けの「WS LGA4677」という、HEDTワークステーションプラットフォームに特化したモデルだ。継ぎ目のないろう付け加工が施された銅製フルカバレッジ・コールドプレートにより、大型CPUヒートスプレッダ全体を均一に冷却する。
ラジエーターには、480mmサイズラジエーターよりも約7%の表面積を確保できるという、38mm厚の360mmサイズモデルを採用。500WオーバーのTDPに対応するデュアルポンプ構成のほか、航空宇宙グレードのLCPラジエーターファンを組み合わせることで、24時間365日稼働するワークステーション環境での長時間運用を想定した製品となっている。
「Taichi」シリーズ(開発中)
なお、現在開発中の「Taichi」シリーズについては、コンセプトモデルとして2種類が展示されていた。ひとつは6.67型OLEDパネルを採用したモデル、もうひとつはホログラフィックディスプレイを採用したモデルで、会場内では来場者による人気投票も実施されていた。
会場の反応を見る限りではホログラフィック派が多いように感じられたが、実際の製品ではどちらが採用されるのだろうか。メーカーによると、「おそらく今年のCOMPUTEXには製品版を披露できるはず」としていた。