5,500Mbit/secの高速データ転送に対応
Samsungから、5GやAI機能に対応するハイエンドスマートフォン向けメモリ
「16GB LPDDR5 DRAM」の量産が開始された。
昨年7月に量産が開始された「12GB LPDDR5」の上位モデルで、現行の標準的なスマートフォンの2倍の容量を実現可能。グラフィックリッチなゲームやスマート撮影機能を備えたスマートフォンに最適だ。
製造プロセスは第2世代10nmプロセスで、8枚の12Gbitチップと4枚の8Gbitチップで構成。データ転送速度は5,500Mbit/secとされ、従来のLPDDR4X 4,266Mbit/secに比べて約1.3倍も高速。さらに8GB LPDDR4Xメモリに比べて、エネルギー効率も20%以上向上させた。
なおSamsungでは、2020年後半に第3世代の10nmプロセス技術を採用した16Gb LPDDR5を量産開始予定。転送速度も6,400Mb/secまで引き上げられる予定で、よりハイパフォーマンスなスマートフォンの設計が可能になるという。