よりスムーズなAI処理を実現するファンレス駆動の組み込みPC
産業用PCを手がけるASUS傘下のAAEONより、AI推論向けの組み込みPC「VPC-3350AI」がリリース。ディープラーニング推論に特化したVPUのIntel Movidius Myriad Xを2基、さらにAtomx5-E3940を搭載する。AI推論において、より高いフレームレートでスムーズな画像処理が可能になる。
デュアルVPU構成により、最大210FPSおよび8TOPの処理能力を実現。ナンバープレートや顔認識のようなAI・エッジコンピューティングアプリケーションに適しており、先進運転支援システム(ADAS)や運転者監視・行動分析などに活用できる。
システムは最大8GBのDDR3L SO-DIMMをサポート。HDMIとDisplayPortの2画面出力が可能なほか、PoEポート×4とギガビットLAN×1のギガイーサネット×5などを実装する。また、ファンレス駆動で-20~60℃の広範な動作温度域に対応、MIL-STD-810G準拠の耐衝撃・耐振動性能を備えている。