デスクトップ版は通常モデル同等、ノート版には新SKUを投入
Intelより、セキュリティ・管理性に優れたビジネス向けCPU
「第10世代Intel Core vProプロセッサ」がリリース。従来からセキュリティやネットワーク機能が強化されたほか、3年前のシステムとの比較では性能が40%向上した。
ハードウェアレベルでの個別認識が可能な高度なセキュリティ性が特徴で、Comet Lake世代のデスクトップCPUは
「第10世代Intel Coreプロセッサ」とSKU・スペックが同等。実質的に、通常モデルと特定のビジネス向けチップセットとの組み合わせにより、vProプラットフォームを実現する。
具体的なvPro対応のラインナップは、10コア/20スレッドの
「Core i9-10900K/10900/10900T」、8コア/16スレッドの
「Core i7-10700K/10700/10700T」、6コア/12スレッドの
「Core i5-10600K/10600/10600T/10500/10500T」となっている。
モバイル向けには新SKUを投入。TDP45WのハイエンドノートPC向け「H」シリーズには、8コア/16スレッドに対応する
「Core i9-10885H」(2.4GHz/キャッシュ16MB)のほか、
「Core i7-10875H」(8コア/16スレッド/2.3GHz/キャッシュ16MB)、
「Core i7-10850H」(6コア/12スレッド/2.7GHz/キャッシュ12MB)、
「Core i5-10400H」(4コア8スレッド/2.6GHz/キャッシュ8MB)の合計4モデル。
また、TDP15WのメインストリームノートPC向け「U」シリーズには、6コア/12スレッドに対応する
「Core i7-10810U」(1.1GHz/キャッシュ12MB)のほか、
「Core i7-10610U」(4コア/8スレッド/1.8GHz/キャッシュ8MB)と
「Core i5-10310U」(4コア/8スレッド/1.7GHz/キャッシュ6MB)の3モデルをラインナップする。
いずれもハードウェアレベルのセキュリティ機能「Intel Hardware Shield」による防御レイヤーが強化。管理者は管理機能の「Intel Endpoint Management Assistant」により、クラウド経由で端末を管理できる。
そのほか、PCHはThunderbolt 3や高速ネットワークのWi-Fi 6(802.11ax)に対応する。