最新のモバイルOSを含むクロスプラットフォームのGPU性能を比較
UL Benchmarksより、3Dベンチマークソフト「3DMark」に新しいベンチマークテストの
「3DMark WildLife」追加がアナウンス。PCなどのWindowsデバイスだけでなく、iPhoneやiPadなどのiOSデバイス、Androidスマートフォンを含めたクロスプラットフォームに対応する。
最新のモバイルデバイスで実行な高度なレンダリング技術と後処理効果を使用し、GPUパフォーマンスを測定。APIは、AndroidおよびWindowsではVulkan、iOSではMetalを使用する。
主にゲームのプレイループが短いモバイルゲームを想定した負荷をかけるベンチマークテストで、PC向けとしてはやや軽量。独自のベンチマークスコアのほか、テスト中のチャートや全世界のユーザーから送信された結果に基くランキングなど、多彩なデータを表示する。iOS 14やAndroid 11といった、主要なOSアップデートによるパフォーマンスへの影響も容易に確認できる。
また、通常のベンチマークテストに加えて、プレイループが長いゲームを想定した「3DMark WildLife Stress Test」も選択可能。こちらはスコアを表示する代わりに、発熱によるパフォーマンスへの影響などをチャートで確認できる。
新しい「3DMark WildLife」は、iOS向けは無料のスタンドアロンアプリ、Android向けはAndroid版「3DMark」の無償アップデートとして提供。Windows PC向けテストは、「3DMark Advanced Edition」および「3DMark Professional Edition」への無償アップデートとして提供が始まっている。
なおモバイルの対応環境は、iOSがiOS 13以降を搭載するiPhone 6s以降、AndroidはAndroid 10以降が必要となる。