成長を続けるゲーミング周辺機器の巨大ブランドがHPファミリーに
HPより、Kingstonのゲーミング部門
「HyperX」の買収がアナウンス。すでに両社間で最終合意に達しており、買収に際してHPからは4億2,500万ドルが支払われる。
ブランド設立から18年になる「HyperX」は、ゲーミングヘッドセットやキーボード、マウス、マウスパッド、マイク、コンソール向けアクセサリといった、ゲーミング向け周辺機器を幅広く展開。HPは自社で「OMEN」ブランドのゲーミングPCやゲーミングノートPCを手がけているが、今後はこれら周辺機器もHPファミリーに加わることになる。
ちなみに今回のプレスリリースによれば、PCゲーミング市場は2023年までに700億ドル規模への成長が見込まれており、ゲーミング周辺機器も2024年までに122億ドル規模に拡大することが予想されている。HP社長兼CEOのEnrique Lores氏は「大きな成長を続けるゲーミング周辺機器市場には巨大なチャンスがある」とコメント、今回の買収もこうした市場拡大を見据えたものだ。
なお、買収は2021年第2四半期中に完了する見通し。また、「HyperX」買収後も、Kingstonはゲーマー・PCエンスージアスト向けにDRAMやフラッシュメモリ、SSD製品を引き続き展開していくという。