WQHDの最高画質でも120fps以上の高リフレッシュレートに対応
AMDはCOMPUTEX TAIPEI 2021に合わせて行われたオンライン基調講演にて、「RDNA 2」アーキテクチャを採用するノートPC向け最新GPU
「Radeon RX 6000M」シリーズを発表した。
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Radeon RX 6000Mシリーズを搭載したノートPCはASUSやHPなどから順次発売が開始される
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「RDNA 2」アーキテクチャでは、これまでの「RDNA」アーキテクチャに比べてパフォーマンスは最大1.5倍向上している一方、同等の性能を発揮するための消費電力は最大43%低減。実際の消費電力も50~60W削減できたという。
またデスクトップ版と同じく、新設計のキャッシュメモリ「Infinity Chache」を搭載。さらにCPUからすべてのビデオメモリにアクセスすることができる「Smart Access Memory」や、Ryzen CPUとRadeon GPUの間で動的に電力を調整する「SmartShift」などの機能に対応する。
「Radeon RX 6800M」は、WQHD解像度での最高画質設定をターゲットにした最上位モデル。AMDのスライドによれば、同環境では多くのゲームでGeForce RTX 3080を上回るパフォーマンスを発揮するという。
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「Radeon RX 6800M」は、パフォーマンスはもちろん省電力性能も高く、バッテリ駆動時間も対抗GPUより長くなっているという
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主なスペックはコンピュートユニットが40基、ゲームクロックが2,300MHz、メモリはGDDR6 12GBで、96MBのInfinity Chacheを搭載する。
「Radeon RX 6700M」は、WQHD解像度での高画質設定をターゲットにしたハイエンドモデル。主なスペックはコンピュートユニットが36基、ゲームクロックが2,300MHz、メモリはGDDR6 10GBで、80MBのInfinity Chacheを搭載する。
「Radeon RX 6600M」は、フルHD解像度での高画質設定をターゲットにしたミドルレンジモデル。AMDのスライドによれば、多くのゲームでGeForce RTX 3060とほぼ同等のパフォーマンスを発揮するという。
主なスペックはコンピュートユニットが28基、ゲームクロックが2,177MHz、メモリはGDDR6 8GBで、32MBのInfinity Chacheを搭載する。
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Radeon RX 6600MとGeForce RTX 3060の比較。ゲームによって多少ブレはあるもののほぼ同等のパフォーマンスを発揮する
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さらにグラフィックス関連の新機能として、NVIDIA DLSSと同様の超解像度技術「FidelityFX Super Resolution」を発表。品質設定は4種類から選択ができ、4Kの高解像度設定では平均して約2倍までパフォーマンスを引き上げることができるという。なお6月22日より使用が可能になる。
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超解像度技術「FidelityFX Super Resolution」を使うと、画質を落とすことなくフレームレートを改善できる
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AMD Ryzen 5000Gシリーズの単体発売もアナウンス
またOEM専用のデスクトップAPUとして今年4月に
アナウンスされた
「Ryzen 5000G」シリーズのうち、8コア/16スレッドの
「Ryzen 7 5700G」と、6コア/12スレッドの
「Ryzen 5 5600G」の単体発売が決定した。
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Ryzen 5000Gは8月5日より単体発売が開始される
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GPUコアは「Ryzen 4000G」シリーズから大きな変更はないものの、CPUコアが「Zen 3」アーキテクチャに変更されたことで、CPUのパフォーマンスには大いに期待ができる。
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ビジネス向けのRyzen PRO 5000Gシリーズについては、単体発売は言及されていなかった
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さらに「Ryzen 4000G」シリーズは、国内で流通したモデルはビジネス向け「PRO」シリーズのみ。販売形態もバルク品で、セット購入が必要になるショップもあるなどやや変則的だった。一方「Ryzen 5000G」シリーズは正式なパッケージモデルとして提供されるようで、購入するハードルはグッと低くなりそうだ。