CCDあたり96MB、合計192MBの大容量キャッシュを搭載
AMDの
基調講演では、CPU向け最新技術として、SRAMキャッシュをダイの上に積層させる
「3D V-CACHE」を発表。Ryzen 9 5900Xをベースにしたプロトタイプモデルが披露された。
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「3D V-CACHE」技術を使用することで、従来のCCDの上にSRAMキャッシュを積層させることができる
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「3D V-CACHE」では、シリコン貫通ビア方式を採用しており、従来の方法に比べてトランジスタのさらなる高密度化が可能。また熱特性やトランジスタ密度の問題も劇的に改善できるという。
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Interconnectの密度を大幅に引き上げられるだけでなく、電源効率も改善できる
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ちなみに今回デモに使用されたプロトタイプCPUには各CCDに64MBのSRAMが増設され、CCDあたり96MB(従来の32MB+64MB SRAM)、CPUあたりでは192MBもの大容量キャッシュを搭載。これにより全く同じコア/スレッド数、動作クロック(4GHz固定)にも関わらず、ゲームパフォーマンスは平均で15%も向上している。
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実際のデモではフレームレートが12%向上(画像左)。また他のゲームでは最大25%もフレームレートが向上したものもあったという(画像右)
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なお「3D V-CACHE」を採用した新CPUは、2021年末より生産が開始される予定だ。