上位モデルは8Kのデュアルディスプレイに対応
Radeon RX 6000シリーズと同じ、最新アーキテクチャ「RDNA 2」を採用するワークステーション向けグラフィックス
「Radeon PRO W6000」シリーズがAMDから。
「RDNA 2」は従来の「RDNA」に比べてパフォーマンスが最大約1.8倍に向上。またL3キャッシュとして動作するInfinity Cacheや、これまで非対応だったハードウェアレイトレーシング機能、ビューポートの表示速度を高める新機能「Radeon PRO Viewport Boost」などに対応しているのが大きな特徴だ。
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アーキテクチャの変更により、パフォーマンスが大幅に向上
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「Radeon PRO Viewport Boost」機能も搭載
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Infinity Cacheを有効にすることで、さらにパフォーマンスを最大10%引き上げる事ができる
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製造プロセスは7nm、バスインターフェイスはPCI-Express4.0(x16)。APIはDirectX 12 Ultimate、OpenGL 4.6、OpenCL 2.1、Vulkan 1.2、OSはWindows 10(64bit版)、Linux(64bit版)をサポートする。
「Radeon PRO W6800」(トップ画像)は、コンピュートユニット数60基、ストリームプロセッサ数3,840基のハイエンドモデル。レイトレーシングユニットは60基、FP16(半精度)のピーク性能は35.66TFLOPS、FP32(単精度)のピーク性能は17.83TFLOPS。
メモリはGDDR6 32GB、Infinity Cacheは128MB、出力インターフェイスはminiDisplayPort1.4x6で、4K/5K解像度までなら6画面、8K解像度でも4画面の同時表示が可能だ。補助電源コネクタは6+8pin、消費電力は250W、カード長さは267mm、厚さは2スロット。
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Radeon PRO W6600
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「Radeon PRO W6600」は、コンピュートユニット数28基、ストリームプロセッサ数1,792基のメインストリームモデル。レイトレーシングユニットは28基、FP16(半精度)のピーク性能は20.8TFLOPS、FP32(単精度)のピーク性能は10.4TFLOPS。
メモリはGDDR6 8GB、Infinity Cacheは32MB、出力インターフェイスはminiDisplayPort1.4x4で、8K解像度や、4画面までの4K/5K解像度出力が可能だ。補助電源コネクタは6pin、消費電力は100W、カード長さは241mm、厚さは1スロット。
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Radeon PRO W6600M
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「Radeon PRO W6600M」は、「Radeon PRO W6600」をベースにしたモバイル向けグラフィックス。基本性能は全く同等で、コンピュートユニット数28基、ストリームプロセッサ数1,792基、レイトレーシングユニットは28基、FP16(半精度)のピーク性能は20.8TFLOPS、FP32(単精度)のピーク性能は10.4TFLOPS。メモリはGDDR6 8GB、Infinity Cacheは32MB、消費電力は65~90W。