LPDDR5メモリから消費電力は約20%低減
「LPDDR5X DRAM」は、高速な処理が求められる5Gモバイル端末や、AIベースのエッジアプリケーション向けに開発された省電力メモリ。
転送速度は最高8.5Gbpsに達し、従来のLPDDR5(最高6.4Gbps)に比べて1.3倍以上も高速化されている。一方、最新の14nm DRAMプロセスを採用することで、消費電力は約20%低減しており、パフォーマンスを引き上げつつ、バッテリ駆動時間を伸ばす効果も期待できる。
またパッケージあたりの容量は最大64GBとされ、ハイエンドスマートフォンのさらなる大容量化が可能だ。なお同社では2021年後半からチップセットメーカーとも協力し、LPDDR5Xをベースにしたデジタルリアリティを実行できるフレームワークの確立を進めていくとしている。