業界最速のCPU・GPUを内蔵、超解像技術や大画面向け機能に対応
スマートTV向けチップで世界シェアトップのMediaTekから、8K/120Hzディスプレイに対応するフラッグシップ
「Pentonic 2000」がリリース。TSMCのN7(7nmクラス)プロセスを用いて製造される世界初の商用TVチップにあたり、ゲーミングPCのハードウェアや第9世代コンソールゲーム機の144Hz駆動もサポートする。
スマートTVチップとして8K 120Hz MEMCエンジンを初搭載。AIプロセッサのMediaTek APUによる「8K AI-Super Resolution技術」に対応し、リアルタイムに画像補正を行い低解像度コンテンツをディスプレイのネイティブ解像度までアップスケール再生できる。
また、MediaTekの「Intelligent View技術」により、複数のピクチャーインピクチャー(PiP)またはピクチャーバイピクチャー(PbP)画面に対応。大型の8Kディスプレイと組み合わせることで、様々なメディアソースのディスプレイウォールを表示できる。
さらに「Pentonic 2000」には、テレビ業界最速を謳うCPU・GPUを内蔵し、超ワイドメモリバスと高速なUFS3.1ストレージに対応。MediaTekのWi-Fi 6E/5Gモデムを使用することで、8Kストリーミングメディアや複数ストリーミングソースの同時表示を可能にする、高速なワイヤレスネットワーク接続を構築できる。
そのほか、商用8Kチップとして初めてH.266コーデックに対応。Dolby VisionやDolby Atmosなど、Dolbyの最新イメージング技術・オーディオ技術が利用できる。さらにストリーミングサービス用のAV1、最新のATSC 3.0を含むグローバルのテレビ放送規格もサポートしている。