「RDNA 4」や3D V-Cache対応のEPYCも
AMD(本社:アメリカ)は2022年6月9日(現地時間)、アナリスト向け説明会「Financial Analyst Day」を開催。世界初のデータセンター向けAPU
「Instinct MI300」など、新製品のロードマップを公開した。
「Instinct MI300」では、CPUコアにZen 4を、GPUコアにCDNA 3を採用。さらに3Dチップレット技術を使いキャッシュメモリやHBMメモリを統合しているという。なお詳細スペックについては明らかにされていないが、MI250Xとの比較では8倍以上のAI性能を実現できる予定とのこと。
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「Zen 4」では、シングルスレッド性能もさることながらマルチスレッド性能が大幅に上昇している
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「Zen 5」アーキテクチャは順調なら2024年に登場する予定
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また、まもなく登場予定の次世代アーキテクチャZen 4については、IPCが8~10%、メモリ帯域は125%、シングルスレッド性能は15%以上、ワットパフォーマンスは25%以上、総合性能は35%以上も向上しているという。さらにAI拡張命令やAVX-512拡張命令の追加もアナウンスされた。
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GPUでは、5nmよりもさらに微細化された「RDNA 4」を計画中
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その他、GPUアーキテクチャでは5nm世代の「RDNA 3」に加え、すでに
「RDNA 4」を計画中。また3D V-Cacheテクノロジーを採用した第4世代EPYC
「GENOA-X」や、AIエッジ向けの
「SIENA」が紹介された。