上位チップは4nm+22nm構成。性能は2倍に向上し、消費電力は半減
Qualcomm Incorporated(本社:アメリカ)は2022年7月20日(現地時間)、ウェアラブルデバイス向けの新プラットフォーム
「Snapdragon W5+ Gen 1」「Snapdragon W5 Gen 1」を発表した。
ウェアラブルに最適化されたチップとして新設計され、ブランドネームも従来の「Snapdragon Wear」から「Snapdragon W」へと刷新。プレミアムスマートウォッチ向け「Snapdragon W5+ Gen 1」のプロセスノードはSoCが4nm、コプロセッサが22nmという最先端の技術を採用、前世代からパフォーマンスや電力効率が大きく向上している。
もう一方の「Snapdragon W5 Gen 1」はコプロセッサ非搭載で、主にフィットネス向けスマートバンドなどへの組み込みが想定されている。
「Snapdragon W5+ Gen 1」はCPUがA53×4/M55 250MHz×1、グラフィックスがA702 1GHz+2.5D GPU構成で、メモリはLPDDR4-2133MHzをサポート。前世代の「Snapdragon Wear 4100+」と比較して、パフォーマンスは2倍、消費電力は50%抑えられている。また、従来比2倍の多彩な機能に対応するほか、30%小さなデバイスデザインも可能になった。
なおQualcommによれば、パートナーのOPPOとMobvoiが「Snapdragon W5+/W5 Gen 1」プラットフォームを採用。セグメント全体で25デザインにおよぶスマートウォッチの開発が進められているという。