従来よりもビットコストの大幅な削減が可能
キオクシア株式会社(本社:東京都港区)は2022年8月2日、3次元フラッシュ「BiCS」技術を採用したストレージクラスメモリ
「XL-FLASH」の第2世代モデルを発表。11月より一部のOEM顧客向けにサンプル出荷が開始され、量産は2023年予定。
2019年8月にアナウンスされた
「XL-FLASH」の後継モデルで、SLC(single-level cell)動作に加え、新たに2bitセルのMLC(multi-level cell)動作に対応。これにより従来の「XL-FLASH」と同様の低レイテンシアクセスを実現しながら、ビットコストを大幅に削減できる。
また同時動作可能な最大プレーン数が増加し、スループットも向上している。なお今回発表されたチップの容量は256Gbit(MLC動作時)で、8月2日から米国サンタクララで開催される
「Flash Memory Summit 2022」の基調講演にて紹介される予定。
さらに将来的には、CXL(Compute Express Link)を用いた本製品の応用の可能性も検討されているという。