IPCは13%以上向上、Core i9-12900K比で最大62%高速に
AMD(本社:アメリカ・カリフォルニア州)は2022年8月30日、最大5.7GHz動作の
「Ryzen 9 7950X」など次世代CPU「Ryzen 7000」シリーズのラインナップと価格を正式発表した。
かねて
予告されていたように、ライブストリーミングイベント「together we advance_PCs」において「Ryzen 7000」シリーズの詳細が発表された。5nmプロセス製造のZen 4アーキテクチャを採用する新生AM5プラットフォームのCPUで、動作クロックは最大5.7GHz、IPCは13%以上向上、シングルスレッド性能も29%以上する。
- Ryzen 9 7950X(16コア/32スレッド/定格4.5GHz/最大5.7GHz/キャッシュ80MB/TDP170W)
- Ryzen 9 7900X(12コア/24スレッド/定格4.7GHz/最大5.6GHz/キャッシュ76MB/TDP170W)
- Ryzen 7 7700X(8コア/16スレッド/定格4.5GHz/最大5.4GHz/キャッシュ40MB/TDP105W)
- Ryzen 5 7600X(6コア/12スレッド/定格4.7GHz/最大5.3GHz/キャッシュ38MB/TDP105W)
最上位モデルの「Ryzen 9 7950X」は、前世代Ryzen 9 5950Xとの比較で最大48%、競合のCore i9-12900Kとの比較では最大62%パフォーマンスが向上するとされる。
また、チップセットはAMD X670 Extreme/X670/B650E/B650に対応し、PCI Express 5.0およびDDR5メモリをサポート。新たにメモリのオーバークロック技術であるAMD EXPO(Extended Profiles for Overclocking) technologyをサポートする。
市場想定売価は「Ryzen 9 7950X」が699ドル、「Ryzen 9 7900X」は549ドル、「Ryzen 7 7700X」は399ドル、「Ryzen 5 7600X」は299ドルで、9月27日に発売される予定だ。
また、AM5プラットフォームのAMD X670 ExtremeとAMD X670搭載マザーボードは9月発売、AMD B650EとAMD B650搭載マザーボードは10月に発売される。