HMDから30~80cmの見え方を最適化
株式会社エルザジャパン(本社:東京都港区)は2022年12月7日、Varjo Technologies(本社:フィンランド ヘルシンキ)のハイエンドXRヘッドマウントディスプレイ
「Varjo XR-3 Focal Edition」の取り扱い開始を発表した。
昨年7月にアナウンスされた
「Varjo XR-3」のバリエーションモデルで、ヘッドマウントディスプレイから30~80cm(標準モデルは45~250cm)の範囲に対して最良の見え方となるようディスプレイがセッテイングされているのが特徴。手の届く範囲にある機器類やミッションシートなどの視認性が大幅に改善しているという。
また防衛機関や重要なインフラなどでの導入を想定し、非常に要求の厳しいセキュリティ環境を念頭に置いて構築されており、インターネットに接続されていない環境での操作が可能。さらにユーザーがアカウントを作成する必要がない永久的なオフライン・ライセンスと共に販売される。
ディスプレイ解像度は1,920×1,920マイクロ有機LED(71PPD)x2、2,880×2,720LCD(30PPD)x2、リフレッシュレート90Hz、視野角115°、トラッキング方式はインサイドアウトまたはSteamVR、アイトラッカーは20/20 Eye Tracker(リフレッシュレート200Hz)、ハンドトラッキングは「Ultraleap Gemini(v5) ハンドトラッキング」、デプスセンサーはLiDAR+RGBで、デプスセンサー距離は5m。
本体重量は594g、ヘッドセット重量は386g。なお機密環境での運用を前提とした無線通信機能を取り外したモデル
「Varjo XR-3 Focal Edition non-RF」も用意されている。