HBMメモリ採用の「Xeon Max」シリーズも正式発表
Intel Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2023年1月10日(現地時間)、開発コードネームSapphire Rapidsことデータセンター向け最新CPU
「第4世代Xeonスケーラブル・プロセッサ」を発表した。
2020年6月に登場した
「第3世代Xeonスケーラブル・プロセッサ」以来約2年半ぶりに更新されたIntelのデータセンター向けCPUで、内蔵のアクセラレータを活用することで、ワットパフォーマンスは平均で2.9倍向上しており、最適化した電力モードであれば性能低下を最小限に抑えつつCPUあたり最大70Wも消費電力を抑えることが可能。これによりTCOは52~66%も削減できるという。
またIntel Advanced Matrix Extension(Intel AMX)アクセラレータを内蔵したことで、機械学習ライブラリ「Pytorch」によるリアルタイム推論ではパフォーマンスは最大10倍に向上。より複雑なAIリアルタイム推論やトレーニング処理を実行できるようになる。
製品はパフォーマンスを重視した2ソケット向けが11モデル、メインストリームの2ソケット向けが7モデル、水冷向けが2モデル、シングルソケット向けが3モデル、IoT向けが1モデル、IMDB、分析、仮想化向けが10モデル、ネットワーク向けが7モデル、クラウド向けが4モデル、ストレージ向けが2モデル。
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「Xeon Max」シリーズ
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「Max Series GPU」シリーズ
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また2022年11月9日付け
プレスリリースでアナウンスされたHBMメモリを搭載したデータセンター向けCPU
「Xeon Max」シリーズと、GPU
「Max Series GPU」シリーズについても正式発表されている。