Zen 4+RDNA 3構成、最小15W動作のPhoenixベースAPU
AMD(本社:アメリカ・カリフォルニア州)は2023年5月3日(現地時間)、スリムノートPCなどモバイル向けの最新CPU
「Ryzen 7040U」シリーズを発表した。
TSMC 4nmプロセスで製造される、Zen 4とRDNA 3アーキテクチャを採用したPhoenixベースのAPU。最大5.1GHzで動作する8コア/16スレッドの最上位モデル
「Ryzen 7 7840U」を筆頭に、全4モデルをラインナップする。なおTDPは15~30Wで、XDNAベースのAIエンジン「AMD Ryzen AI」を搭載する。
- Ryzen 7 7840U(8コア/16スレッド/3.3GHz/最大5.1GHz/キャッシュ24MB)
- Ryzen 5 7640U(6コア/12スレッド/3.5GHz/最大4.9GHz/キャッシュ22MB)
- Ryzen 5 7540U(6コア/12スレッド/3.2GHz/最大4.9GHz/キャッシュ22MB)
- Ryzen 3 7440U(4コア/8スレッド/3.0GHz/最大4.7GHz/キャッシュ12MB)
ちなみにRaptor Lake世代のCore i7-1360Pとの比較では、コンテンツ制作129%、Webアプリケーション137%、Productivity 139%、Passmark 189%、メディアエンコードで228%のパフォーマンスを発揮。Apple M2に対しても最大75%上回る性能を備えているという。
また、グラフィックスは最大で12コア/2.7GHz動作のRadeon 780MなどRadeon 700シリーズを搭載。フルHDのゲーミング環境において、Core i7-1360P比で最大239%のパフォーマンスでプレイ可能とされる。