RDNA 2世代のグラフィック機能を内蔵
AMD(本社:アメリカ)は2023年5月23日(現地時間)、Chromebook向けに設計された省電力CPU
「Ryzen/Athlon 7020 C」シリーズを発表した。
CPUコアには最大4コアのZen 2アーキテクチャを、GPUコアはRDNA 2アーキテクチャをベースにしたAMD Radeon 610Mを採用し、前世代のRyzenシリーズを搭載するChromebookに比べて、約1.6倍のパフォーマンスを発揮。またバッテリ駆動時間も最大19.5時間まで延長され、例えば丸1日外出するような場合でも、充電する必要がない。
製品ラインナップは4コア/8スレッドの
「Ryzen 5 7520C」(定格2.4GHz/最大4.3GHz)と
「Ryzen 3 7320C」(定格2.4GHz/最大4.1GHz)、2コア/4スレッドの
「Athlon Gold 7220C」(定格2.4GHz/最大3.7GHz)、2コア/2スレッドの
「Athlon Silver 7120C」(定格2.4GHz/最大3.5GHz)の計4モデル。
いずれもTDPは15W、グラフィックスコア数は2基、メモリはLPDDR5-5500、バスインターフェイスはPCI Express 3.0に対応する。なお搭載したChromebookは2023年第2四半期中に、ASUSやDellから発売が開始される予定だ。