医用画像向けキャリブレーションセンサーも発売
株式会社アイ・オー・データ機器(本社:石川県金沢市)は2023年8月30日、医用画像向け27型液晶ディスプレイ
「LCD-MCQ271EDB2」を発表した。製品出荷は9月中旬予定で、市場想定売価は税込65,780円。
「MediCrysta」シリーズに属する製品で、医用画像の階調特性基準「DICOM Part14」のガンマカーブに対応。パネル面の輝度均一性を向上する「輝度ムラ補正機能」を搭載し、DICOM形式の画像を最適な状態で参照できる。またユーザーからの要望を反映し、従来モデル
「LCD-MCQ271EDB」より、カラーが寒色系に調整されている。
液晶パネルはADS方式、解像度2,560×1,440ドット、表示色10億7,374万色、輝度400cd/㎡、コントラスト比1,000:1、応答速度4ms、リフレッシュレート60Hz、視野角は水平/垂直178°。ディスプレイ入力はHDMI×1、DisplayPort×1、DVI-D×1、スピーカー出力は2W×2。
本体サイズは幅620mm、奥行き231mm、高さ436~546mm、重量約7.3kg。
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DA-PH/CCS1-M
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また「MediCrysta」シリーズ専用キャリブレーションセンサー
「DA-PH/CCS1-M」も同時リリース。液晶ディスプレイのバックライトの経年変化を校正することで、DICOM Part 14に定められるグレースケール表示関数(GSDF)に適した階調表現を維持することができるようになる。
なお受注生産のバリエーションモデルとして抗菌仕様の
「LCD-MCQ271EDB2-AG」や、「DA-PH/CCS1-M」がセットになった
「LCD-MCQ271EDB2/S」も用意される。