従来から40%以上の消費電力削減が目標
キオクシア株式会社(本社:東京都港区)は2025年4月8日、アイオーコア株式会社(本社:東京都新宿区)、京セラ株式会社(本社:京都府京都市)と共同開発している
「PCI Express 5.0対応光インターフェース広帯域SSD」のプロトタイプについて、動作確認を実施したことを発表した。
この製品は、設置機器の電気配線を光配線にして広帯域光SSDを使用。高い信号品質を保ちながら、省エネ化やデバイス間の物理的距離の拡大などを可能にする「次世代グリーンデータセンター」向けに開発された。
キオクシアの広帯域SSDのプロトタイプ、アイオーコアの光トランシーバー「IOCore」、京セラの光電気集積モジュール「OPTINITY」を組み合わせたシステムで動作確認。前世代のプロトタイプに比べて2倍の帯域を誇るPCI Express 5.0(x4)のインターフェイスで動作したという。
今回の成果はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成事業である「グリーンイノベーション基金事業/次世代デジタルインフラの構築/次世代グリーンデータセンター技術開発」(JPNP21029)の結果得られたもの。なお3社は引き続き、現在運用されているデータセンターと比較し、40%以上の消費電力削減を目標として次世代技術の開発を行っていく。