Xeon 6300Pと比較して最大1.83倍のパフォーマンスを発揮
AMD(本社:アメリカ)は2025年5月13日、中小企業や専用ホスティングサービスなどでの運用を想定したエントリーサーバー向けCPU
「EPYC 4005」シリーズを発表した。
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AMDのサーバー向けCPU EPYCの中では最もエントリークラスの製品になる
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2024年5月にリリースされた
「EPYC 4004」シリーズの後継モデルで、プラットフォームはSocket AM5のままコアアーキテクチャはZen 5にアップグレードされている。
基本的なCPUの構成はコンシューマ向けCPU
「Ryzen 9000」シリーズと同様で、8基のZen 5コアと32MBのL3キャッシュで構成されるCPUダイ「CCD」×2と、メモリコントローラやI/Oコントローラ、RDNA2のグラフィック機能などを内蔵する「IOD」(I/Oダイ)を組み合わせたチップレット構成を採用する。
最大コア数は16コア、最大ブーストクロックは5.7GHz、メモリはDDR5-5600 UDIMM(ECC対応/最大192GB/デュアルチャネル)で、最大28レーンのPCI Express 5.0を使用可能。なおライバルとなるIntel Xeon 6300Pと比較すると、CPUコア数は最大2倍で、Phoronixベンチマークテストでは最大1.83倍のパフォーマンスを発揮するという。
製品ラインナップは16コア/32スレッド、L3キャッシュ128MBの3D V-Cacheモデル
「EPYC 4585PX」を筆頭に、16コア/32スレッド、L3キャッシュ64MBの
「EPYC 4565P」「EPYC 4545P」、12コア/24スレッド、L3キャッシュ64MBの
「EPYC 4465P」、8コア/24スレッド、L3キャッシュ32MBの
「EPYC 4345P」、6コア/12スレッド、L3キャッシュ32MBの「EPYC 4245P」の6モデル展開。