従来モデルから厚さは14%削減
Micron Technology(本社:アメリカ アイダホ州)は2025年6月3日(現地時間)、最新の1γプロセスノードを採用するスマートフォン向けLPDDR5Xメモリのサンプル出荷を開始した。
AI機能を搭載したハイエンドスマートフォン向けに設計された製品で、転送速度は1β世代の7.5Gbpsから10.7Gbpsへと高速化されている。一方で、消費電力は最大20%削減され、AI翻訳や画像生成、ゲーム、動画再生などの重い処理を行った場合でも長時間動作できる。
またLPDDR5Xパッケージの高さも前世代から約14%削減されており、ハイエンドスマートフォンや折りたたみ式スマートフォンのさらなる薄型化を可能にする。
今回サンプル出荷が開始されたのは容量16GBモデルで、2026年の主力スマートフォン向けに8GB~32GBまで幅広い容量ラインナップが提供される予定。