容量は最大61.44TBまでラインナップ
キオクシア株式会社(本社:東京都港区)は2025年6月20日、生成AIやHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)向けPCI Express 5.0対応NVMe SSD
「CD9P」シリーズを発表した。
NANDフラッシュは、CBA(CMOS directly Bonded to Array)技術により、従来から電力効率や性能、密度を大きく改善した「第8世代BiCS TLC」を採用し、SSDの容量は最大約2倍に向上。さらに発熱の抑制や熱管理を強化することで、GPUが必要とするデータを絶えず供給し続けることができるように設計されている。
転送速度はシーケンシャル読込最大14.8GB/s、書込最大7GB/s、ランダム読込最大260万IOPS、書き込み最大75万IOPS、フォームファクタは2.5インチ(厚さ15mm)とEDSFF E3.Sの2種類で、容量は前者が最大61.44TB、後者が最大30.72TB。書込耐久性は1DWPDのリードインテンシブモデルと3DWPDのミックスドユースモデルが用意される。
なお製品は6月23日(月)~26日(木)まで米国ラスベガスで開催される「HPE Discover 2025」でデモ展示が行われ、限定顧客向けにサンプル出荷が開始される予定。