グローバル市場向けには2026年前半より発売開始
Sandiskは2025年8月5日(現地時間)、
「UltraQLCプラットフォーム」を採用する256TBのエンタープライズ向けNVMe SSDを発表した。フォームファクタはU.2で、グローバル市場向けには2026年前半より提供開始。その他のフォームファクタも2026年後半には登場が予定されている。
UltraQLCプラットフォームは、高速AIデータレイクのようなAI主導のデータ集約型ワークロード向けに設計。低遅延、高帯域幅、高い信頼性に加えて、電力効率にも優れることから大規模データセンターの総所有コストを低減する効果も期待できる。
NANDフラッシュはコンパクトなダイサイズを維持しながら密度を倍増したBiCS8 2TB QLC CBAで、電源損失時でも安全に書込ができる「Direct Write QLC」や、従来と同等の電力レベルで性能を最大10%向上する「Ultra QLC電力最適化」、高いスループットと耐久性を確保した「スケーラブルマルチコアコントローラ」、信頼性・耐障害性・データ継続性を向上しつつ消費電力を削減する「データ保持プロファイル」などの機能を備える。
なお「UltraQLCプラットフォーム」や、256TBのエンタープライズ向けNVMe SSDについてはアメリカ カリフォルニア州で開催中の
FMS 2025でも紹介される。