モバイルノートPCからNPU搭載デスクトップPCまで全4モデル
NECパーソナルコンピュータ株式会社(本社:東京都千代田区)は2025年8月27日、AI対応モバイルノートPC「VersaPro タイプVM」やNPU搭載デスクトップPC「Mate タイプME/MB」など計4モデルを発表した。いずれも本日より受注開始しており、9月より順次出荷を開始する予定。
NECによれば、オールインワン型A4ノートPCからモバイルノートPCへのシフトが進んでおり、2026年度にはAI対応PCが全体の50%を超えると予測。さらに、Windows 10のサポート終了を控え大規模な買い替え需要が高まる中、同社は幅広いニーズに応えるモバイルノートPCや小型デスクトップのラインナップ拡充を図るという。
「VersaPro タイプVM」は、狭額ベゼルの14型ワイドWUXGA液晶ディスプレイ(解像度1,920×1,200ドット/タッチパネル選択可)採用のAI対応モバイルノートPC。前世代機種から軽量化を実現してタッチパネル搭載時でも1.2kg未満とした。CPUはNPU搭載のAMD Ryzen Pro(非搭載選択可)でメモリはDDR5(最大32GB)、ストレージは最大1TB SSD、OSはWindows 11 Pro。
インターフェイスはUSB Type-C×2、USB Type-A×2、HDMI、有線LAN、microSDスロットなど。さらにAIによるバッテリ制御での長時間駆動や劣化抑制、ユーザー自身で安全かつ簡単にバッテリー交換が可能な構造を採用。バッテリ駆動時間は約8時間(動画再生時/アイドル時最大約18.4時間)、重量約1.1kg(最軽量構成時)。
「VersaPro タイプVB」は、13.3型WUXGA液晶ディスプレイ(解像度1,920×1,200ドット)採用のモバイルノートPC。CPUはIntel Coreシリーズ(Intel Core 5 220U/Core 5 210H/Core 3 100U)、メモリはDDR5(最大32GB)、ストレージは最大512GB、OSはWindows 11 Pro。
赤外線フロントカメラや指紋認証、カバー付き有線LANポートを標準搭載するほか、上位機種同等の1.5mmキーストロークのキーボードを採用。バッテリ駆動時間は約8時間(動画再生時/アイドル時最大約18.4時間)、重量約1.25kg。
「Mate タイプME/MB」はシリーズ初のNPU搭載Intel Core Ultra 200S採用デスクトップPC。Intel vPro Enterpriseに対応するほか、BIOS改ざんの検知や自己回復を行うBIOS自己回復機能、Microsoft社が提唱するSecured-core PCに対応した高度なセキュリティ機能を備える。また、ユーザーのトラブルに対し高い精度で解決策を導き出すNECPC独自AIソリューションのAI Plus Bizを搭載するなど使いやすさの向上を図っている。
CPUはIntel Core Ultra 200Sシリーズ(Core Ultra 7 265 / Core Ultra 5 235 / Core Ultra 5 225)、メモリはDDR5(最大64GB)、ストレージは最大1TBでミラーリング構成も可能としたほか、「インテル Arc A310」搭載のグラフィックスカードやDVDスーパーマルチドライブの追加などカスタマイズにも対応する。OSはWindows 11 Pro。
「Mate タイプMA」は、外形寸法が幅89mm、奥行き292mm、高さ340mm(スタンド含まず)、重量約4.0kgのスリム設計が特徴のデスクトップPC。CPUには第14世代 Intel Core iシリーズ(Core i7-14700/Core i5-14400/Core i3-14100/Intel プロセッサー300)、メモリはDDR5(最大32GB)、ストレージは最大1TB、ネットワークはWi-Fi 6E、USB Type-C×1ポートを含む7つのUSBポート(Type-C×1、Type-A×6)を装備。OSはWindows 11 Pro。