「EXCERIA PLUS SSD」のパフォーマンスをチェック
続いて「EXCERIA PLUS SSD」シリーズの2TBモデル「SSD-CK2.0N3P/N」のパフォーマンスをチェックしていこう。テストPCは、Intel Z390チップセットとCore i9-9900Kを組み合わせたハイエンド構成で、ベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776」「CrystalDiskMark 7.0.0」「ATTO Disk Benchmark 4.00」の3種類。なおOS、ドライバ、ベンチマークテストをインストールしたシステム用SSDは別途用意している。
|
|
「CrystalDiskInfo 8.7.0」の結果。NVMe規格は1.3に準拠し、インターフェイスはPCI-Express3.0(x4)
|
ベンチマークテスト:「AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776」
まずは「AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776」の総合ベンチマークで、基本的なパフォーマンスをチェックしていこう。
|
|
【AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776:総合ベンチマーク】
|
もともと、シーケンシャルアクセスが低めに出ることが多い「AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776」だが、シーケンシャルアクセスは読込が約2,480MB/sec、書込が約2,210MB/secで、かなり良好。さらにランダムアクセスは、読込が約1,970MB/sec、書込が約2,680MB/secと高速で、総合スコアはPCI-Express3.0(x4)接続のNVMe M.2 SSDとしてはトップクラスの6,422ポイントをマークした。
ベンチマークテスト:「CrystalDiskMark 7.0.0」
続いて「CrystalDiskMark 7.0.0」を使い、データサイズによる性能の違いを中心に確認していこう。なお今回はデータサイズは16MiB、1GiB、64GiBの3種類、テストデータは「デフォルト (ランダム)」を選択している。
|
|
|
【16MiB(MB/s)】
|
【16MiB(IOPS)】
|
|
|
|
【1GiB(MB/s)】
|
【1GiB(IOPS)】
|
|
|
|
【64GiB(MB/s)】
|
【64GiB(IOPS)】
|
シーケンシャルアクセスは、読込が最高3,400MB/secで公称値通り、書込も最高3,149MB/secでこちらも公称値に近いスコアが出ている。またランダムアクセスは、読込が最高689,500 IOPS、書込は最高718,000 IOPSで、いずれも公称値を上回った。
またデータサイズによる違いを確認したところ、16MiBと1GiBでは大きな違いはなし。一方、64GiBではキャッシュ不足と思われる症状により、シーケンシャル、ランダムとも転送速度が大きく落ち込んでいる。通常の作業では影響はないが、大容量の動画データなどを扱う際には、転送速度が低下する可能性があることは覚えておく必要がある。
ベンチマークテスト:「ATTO Disk Benchmark 4.00」
次に「ATTO Disk Benchmark 4.00」でもシーケンシャルアクセスの性能をチェックしておこう。
|
|
【ATTO Disk Benchmark 4.00】
|
読込は最高3.21GB/sec、書込が最高2.94GB/secで、「AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776」と同じくPCI-Express3.0(x4)接続のNVMe M.2 SSDの中ではトップクラスのスコア。また転送自体もブレが無く安定している。