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PLEXTOR「M8VC Plus」シリーズ
PX-1TM8VC+(1TB) 市場想定売価税抜11,800円(2020年10月30日発売)
製品情報(PLEXTOR/株式会社アユート)
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キオクシアの最新96層3D NANDフラッシュ採用
今回の主役は先月末より国内発売が開始された、PLEXTORの最新メインストリーム向け2.5インチSATA3.0(6Gbps)SSD
「M8VC Plus」だ。以前詳細検証をお届けした
「M8VC」シリーズの後継モデルで、NANDフラッシュを東芝(現キオクシア)64層3D TLC NANDから、
キオクシア96層3D TLC NANDフラッシュに変更。これにより、最大容量が512GBから1TBに拡張された他、公称ランダムアクセス速度も読込が82,000 IOPS→90,000 IOPS、書込が81,000 IOPS→88,000 IOPSに引き上げられている。
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2018年にリリースされた「M8VC」シリーズの後継に位置づけられる「M8VC Plus」。NANDフラッシュがキオクシアの最新96層3D TLC NANDフラッシュに変更された
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一方、コントローラは従来と同じ
Silicon Motion「SM2258」で、キャッシュとしてDDR3メモリを搭載。またオーバープロビジョニング領域を使用することなく転送速度を高めることができる、TLC NANDに最適化したキャッシュシステム
「PlexNitro」や、大量のデータを保存した状態でも性能を維持することができる
「TrueSpeed」、データ転送時の整合性を確保する
「LDPCテクノロジー」、データ転送時の安定性を高める
「RAIDエンジン」「データシェーピング」などの機能を搭載する。
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コントローラはSilicon Motion「SM2258」で、DDR3のDRAMキャッシュを搭載。さらにPLEXTOR独自機能により、安定性と信頼性を確保している
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さらに共有PCでも、安全に個人データを保存できる隠し領域を作り出す
「PlexVault」や、30日間アクセスが無かったデータを自動的に圧縮してストレージ容量を効率的に増やす
「PlexCompressor」、SSDのステータス監視やファームウェアのアップデートができる統合ツール
「Plextool」などの独自ユーティリティも用意されている。
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シルバーを基調にした落ち着いたデザインのパッケージ。SSDということで、サイズは実測幅110mm、奥行き131mm、高さ25mmと非常にコンパクト
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製品ラインナップは今回検証を行う2.5インチフォームファクタ
「M8VC Plus」シリーズに加え、M.2 2280フォームファクタの
「M8VG Plus」シリーズが用意され、それぞれ容量は128GB(現時点国内取り扱い予定なし)、256GB、512GB、1TBの4モデル展開。
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M.2 2280フォームファクタの「M8VG Plus」シリーズ。転送速度やMTBFなどのスペックには違いがない
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公称転送速度は容量により異なるが、今回検証する1TBモデルは、シーケンシャル読込560MB/sec、書込520MB/sec、ランダム読込90,000 IOPS、書込88,000 IOPSで、メインストリーム向け製品ながら、SATA3.0(6Gbps)SSDとしては非常に高速。またMTBFは、
「Plextor耐久テストメカニズム」と呼ばれる、プロが使う環境を想定したリード/ライト・シミュレーションを行うことで、最高クラスの250万時間を達成している。
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「CrystalDiskInfo 8.8.9」の結果。インターフェイスはSATA3.0(6Gbps)で、S.M.A.R.T.、NCQ、TRIM機能に対応する
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